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AIと一緒に“ズラす”だけで、記事の個性が生まれた話

こんにちは、ぶちゅです。

今日は、「AIにちょっと頼るだけで、商品記事の切り口が一気に変わる」という話を、いくつかの実験ベースでシェアします。

 

実験1:「この商品の使い方別キャッチコピー」をChatGPTに頼んだら…

楽天でよく売れている家電を記事にしようと思ったときのこと。

でも「●●が売れてます!」系のキャッチコピーでは、どうしても埋もれてしまいがちで、クリックされない可能性も高くなります。

似たような表現が乱立する中で、「この商品だからこその魅力」や「特定の人に刺さる切り口」を見つけたいと考えました。

そこでChatGPTに以下のように依頼してみました。

「この商品(●●)の使い方別キャッチコピーを5つください。
例:一人暮らし向け、育児中のママ向け、時短したい会社員向けなど」

→ 結果、“そのまま記事の見出しに使っても違和感のない、むしろ人によっては刺さりまくる”切り口がいくつも出てきました。

たとえば、「“置き場所に困らない”が価値になるミニ炊飯器」という提案には思わずうなってしまいました。

自分の中ではスペック重視で見ていた商品も、「場所を取らない」「生活動線にフィットする」といった視点で見ると、まったく違う訴求ができるんですね。

さらに、「“子どもの離乳食づくりにもぴったり”」「“単身赴任中の夫に送ってあげたい”」といったような切り口も登場し、読者の具体的な生活シーンまで想像できるコピーが並びました。

自分の思考だけでは絶対に出てこなかった角度。こうした“使い方”を起点としたキャッチコピーのバリエーションを得られるだけでも、AIに頼ってみる価値は大きいと実感しました。

 

実験2:記事冒頭の“季節フック”をAIに考えてもらう

冒頭文って、どうしてもテンプレ感出がちじゃないですか?

「いかにもアフィリエイトっぽい」と思われてしまうと、それだけで読者の離脱につながることもあるので、実はけっこう大事なポイントです。

読者の共感や関心をグッと引き寄せるには、やっぱり“今”という時間軸を意識した導入が効果的。

そこでChatGPTに、次のような指示を出してみました。

「この商品を7月に紹介するなら、季節の入りで読者の共感を引く一文を3パターンください」

すると、すぐに以下のような提案が返ってきました。

「猛暑でキッチンに立つのも億劫なこの季節、レンジ調理がありがたい…」
「夏休みのお昼ごはん、パパッと済ませたいですよね」
「冷房の効いた部屋から出たくない7月。手間をかけずに済むこのアイテムが救世主に」

どれも、暑さや生活の変化といった“時期特有の悩み”を自然に文章に落とし込んでいて、導入として非常に使いやすいものでした。

実際、これらの文を記事冒頭に差し込んでみると、不思議なほど全体の流れがスムーズになる感覚があります。

“いまこの人に読んでほしい”という文脈ができあがるので、読者にとっても「これ自分のことだ」と感じてもらいやすくなるんですね。

ちなみにこのアプローチは、季節だけでなく「週末・連休・入学・卒業・梅雨入り・年末年始」など、イベントや状況に応じて応用できます。

ChatGPTを“時節のスパイス”として使う。これ、けっこうおすすめの技です。

 

実験3:「売れてる商品はみんな書く」→ズラし切り口をAIに出してもらったら…

よくある話ですが、楽天ランキングに載ってる商品をそのまま書いても、ライバルだらけ。

すでに多くのアフィリエイターが書いているネタなので、差別化が難しく、検索結果でも埋もれてしまいやすいのが現実です。

そこで、そもそものアプローチを変えてみようと考えました。「商品」そのものではなく、「その商品がどう使われるか」や「誰がどう喜ぶか」といった、“体験”や“ストーリー”にフォーカスすることで、独自性を出せないか。

そんな背景でChatGPTに以下のように依頼しました。

「この商品に関連して、検索ボリュームは低くても“体験に近い切り口”を考えてください」

すると出てきたのが、こんな提案

「子どもと一緒に楽しめる○○活用術」
「シニア世代にもやさしい○○の選び方」
「不器用でも失敗しにくい○○の使い方」

これらは商品スペックではなく、「その人の暮らしや不安、期待」に寄り添った切り口で、読者の心にすっと入っていきそうな内容です。

さらに、これをヒントに「○○を買って失敗した人が次に選ぶべき商品」や「最初の○○選びでよくある落とし穴」など、購入前の悩みに寄り添った導線も作れるなと感じました。

つまり、みんなが書く“商品”ではなく、“背景にある生活のストーリー”に視点を移すことで、まだライバルが少ないフィールドに立てるわけです。

AIは“正攻法”よりも“ズラし”や“ニッチ視点”の提案が得意。だからこそ、差別化に悩むときの強力なパートナーになります。

 

実験4:アイキャッチと記事タイトルの整合性をAIとCanvaで確認してみた

Canvaでアイキャッチを作っていたときに気づいたのが、 「この画像、タイトルとズレてない?」という違和感。

たとえば、タイトルは“時短にぴったりな調理アイテム”と書いてあるのに、アイキャッチの雰囲気がオシャレ重視のカフェ風だったりすると、読者の期待とズレてしまいます。

そこでChatGPTに以下のように指示しました。

「この記事タイトルのイメージに合うアイキャッチの構図・色合い・登場人物の雰囲気などを提案してください」

すると返ってきたのは、

「シンプルな背景に、電子レンジを使って笑顔で調理している主婦のイラスト」
「オレンジや黄色系の温かみのある色合いで“時短・安心・家庭的”を表現」

など、言葉の印象と視覚イメージがピタッと重なるような具体的なアドバイス。

その提案をもとにCanvaでテンプレートを選び直し、文字の色や背景、写真素材を差し替えてみたところ、 タイトル・アイキャッチ・記事本文の“世界観の一貫性”が見違えるほど高まりました。

実際にSNSや記事一覧に並んだときも、浮かない・違和感がない・だからクリックされやすい、という感触があります(※あくまで体感ですが、数値的にもクリック率が数%改善した記事もありました)。

この一件で気づいたのは、タイトルや内容がどれだけ優れていても、視覚情報でつまずくと機会損失になるということ。

そして、視覚的な“雰囲気の整合性”は、自分の主観だけでは判断しづらいので、AIの提案はとても心強い味方になります。

ちょっとした違和感を、「なんとなく」で済ませずにAIに相談してみる。

これだけで成果に直結する改善ができるかもしれません。

 

実験5:「ママ向けに変換して」とAIに頼んでみたら…

元の記事は「一人暮らしの男性向け」の商品レビュー。

コンパクトで操作も簡単、時間もかからないという点を強調し、「忙しいビジネスマンの朝食や夜食に最適」といった訴求でした。

でもその記事を書きながらふと思ったのが、「これ、子育て中のママにもめちゃくちゃ便利なんじゃないか?」ということ。

ママ向けメディアやSNSを見ていると、育児の最中って「片手がふさがってる」「まとまった時間が取れない」「火を使いたくない」など、まさに“ラクで安全”が求められているシーンが多い。

そこでChatGPTにこう聞いてみました。

「この文章を、育児中のママ向けに調整してください」
(口調も含めてやわらかく)

すると返ってきたのが、こんな表現

「朝のドタバタ時間に、片手でサッと使えるのが助かります」
「“ママの時短アイテム”としてもぴったり」
「お子さんのお昼寝中にサクッと準備できるのが嬉しいですね」
「火を使わずに安心して使えるので、育児中でも心配なく使えます」

一気に“暮らしの中でどう役立つか”がイメージしやすい文章に変わったのを感じました。

この変換が秀逸だったのは、単に男性向けの語尾や言い回しを変えるだけでなく、子育てという文脈の中に存在する課題や感情を拾って再構成してくれた点です。

結果的に、同じ商品の紹介でも「育児中のママの助けになるツール」として、まったく別の価値訴求ができるようになりました。

今後は、「この商品って他にどんな人が困ってるときに刺さるんだろう?」と想像し、それをChatGPTに投げてみることで、読者層ごとの言い換え記事や派生記事も生み出せそうです。

 

まとめ

AIは、ガッツリ全部任せるより「自分では見つけにくい角度を出してもらう」使い方が相性良いと感じます。

特に

  • キャッチコピーの角度出し
  • 導入文での共感づくり
  • 書き手の思い込みを崩すペルソナ変換
  • アイキャッチとタイトルの整合性チェック

こういった “ズラし”や“つなぎ”の部分に、AIのサポートは効果絶大です。

今後もこうした実験は続けていくので、良かったらまた報告を読んでくださいね!

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