こんにちは、ぶちゅす。
今回は、ちょっと恥ずかしい「失敗談」をシェアします。
読んでくださっているあなたが、同じところでつまずかないためにも——
あるいは「自分だけじゃなかった」とホッとするきっかけになればうれしいです。
3記事書いたのに…売上ゼロ。
先月、ちょっと気になる新商品があったので、それに関連する記事を3本立て続けに書きました。
発売時期もよく、季節の需要もマッチしていたし、SNSでも話題になり始めていたので、「これはいける」と手応えを感じながら執筆していたんです。
トレンドワードもそれなりにリサーチして盛り込み、楽天のレビューもチェックして、いい感じにまとめたつもりでした。
「きっと少しは売れるはず」「最低でもクリックくらいは…」と期待していたのですが——
結果は、クリックすらほとんどなし。売上ゼロ。まさかの完全空振りでした。
何がいけなかったのか、当初は本当にわかりませんでした。
自分なりに構成も整えたし、リンクの位置も悪くない。文章も破綻していない。なのに全く反応がない…。
この「理由がわからない売れなさ」は、かなり精神的にこたえました。
「自分にはセンスがないのかも」「このやり方は間違ってるのでは」とネガティブな思考がぐるぐると回ってしまい、しばらく記事を書く手が止まりかけたくらいです。
でも今思えば、ここが“見直すきっかけ”になったとも言えます。
原因は「商品説明のパクリ感」?AIが教えてくれた
記事を見直していて、ふとあることに気づきました。
商品説明が、楽天の商品ページとほぼ同じになっていたのです。
具体的には、メーカーが書いている説明文をそのまま参考にしてしまい、特徴やメリットの表現が非常に似通っていたんですね。
「○○な機能で快適に使えます」や「△△なデザインが特徴です」といった、ありふれた言い回しばかり。
これじゃ読者が「ふーん」で終わってしまうし、そもそも公式ページを見れば十分。
比較する価値がないと判断されても仕方ないよな…と、じわじわ落ち込みました。
さらに冷静に読み返すと、「誰に向けて書いてるの?」という視点も抜け落ちていたことに気づきました。
そのとき、思い切ってChatGPTにこんな風に相談してみたんです。
「この商品の特徴を、ママ目線・コスパ重視・30代女性向けの言葉で書き直して」
すると、「なるほど、それ!」というような切り口の提案が次々と返ってきました。
「小さな子どもがいても使いやすい設計」「忙しい朝でも時短できる手軽さ」など、自分では思いつかなかった具体的な“読者の生活に即した語り口”がいくつも提示されたんです。
その案を参考にリライトしてみたところ、文章にぐっと温度感が出て、「これは読まれるかも」と自分でも手応えを感じました。
実際、その数日後からようやくクリックが入りはじめ、「読者目線で語ることの大切さ」を体感しました。
文章の中身はもちろん、「誰に・どう伝えるか」を意識することの威力を、AIに教えてもらった瞬間でした。
セール前に焦って量産 → 結局ほぼ反応なし
また、セール直前に「とにかく記事数を増やせば何とかなる」と思い、勢いだけで記事を量産したことがあります。
タイムリミットが迫る中で、なんとか形だけでも投稿しようと、普段よりスピード重視で一気に書き上げたのですが——
結果は、アクセスほぼゼロ。
「えっ、ここまで反応ないの?」と自分でも驚くくらい、静まり返った数字でした。
原因を冷静に分析してみると、いくつものミスが浮かび上がってきました。
- 競合が多くてすでに上位表示されている強者たちがいる商品を選んでしまっていた
- タイトルが曖昧すぎて、「検索する人の言葉」とズレていた
- 内容がとにかく薄い。「数をこなしただけ」の中身になってしまっていた
それに加えて、CTA(クリック誘導文)や見出しの工夫も不十分だったため、読者が途中で離脱してしまう構成になっていたんです。
つまり、数を増やしたつもりが、結局“読まれずクリックされない記事”を量産してしまっていたということ。
焦って書いた記事は、やはり伝わらない。
数ではなく、読者が求めるものをちゃんと届けることが何より大事。
「焦ってもダメ。数より“読者目線”だよね」
と、痛感した出来事でした。
この経験以降、私は投稿前に最低でも「タイトル・導入文・見出し・CTA」の4つをしっかり見直すようになりました。
それだけでも、反応率がまったく違ってくると感じています。
AIは“強敵商品”との戦いにも味方してくれた
「これは売れそうだ!」と思って商品を選ぶと、だいたい強力なライバルがひしめいてますよね。
人気商品や定番アイテムほど、すでに多くの上位サイトに取り上げられていて、太刀打ちできる気がしない…。
そんな壁に、私も何度もぶつかってきました。
「どれだけいい記事を書いても、上には上がいる」——そう思って心が折れそうになることもありました。
でも最近は、**AIに「競合が強い中でも勝てる切り口ってある?」**と聞くようにしています。
たとえば、
「この商品は“見た目重視層”向けの訴求が多いけど、“機能性マニア層”に振り切ったレビューが少ないから、そこを狙ってみては?」
「楽天レビューでは“価格に対する満足度”の話が多いけど、“長期使用後の感想”に特化して書くと差別化になるかも」
…など、単に競合から離れるだけでなく、「この角度から攻めれば独自性が出るよ」という具体的な視点のズラし方を提案してくれることもあります。
また、商品の比較対象を変える提案もAIは得意です。
「A社の商品と比較するのではなく、B社の“隠れた人気商品”と比較してみては?」という視点をもらい、ライバルが少ないフィールドで記事を出すことで、検索上位に食い込めたこともありました。
「視点をずらす」ことで戦えるポジションが見えるというのは、本当にその通りで、AIとの対話がその“きっかけ”になっています。
今では、商品選定に迷ったとき、企画段階からAIに壁打ちするのが習慣になりました。
タイトルが弱かったと、後から気づいた話
あと、記事を投稿してしばらくしてから「あれ…これ読まれてないな」と感じて、ふとタイトルを見直すことがあります。
そして気づくのが、**「このタイトル、弱すぎた…」**という事実です。
クリックされない原因が中身のクオリティじゃなく、「そもそも読まれる前にスルーされてる」ことにようやく気づくんですね。
タイトルがインパクトに欠けていたり、検索キーワードとズレていたりすると、どれだけ中身を丁寧に書いていても意味がなくなるのが、ネット記事の難しいところです。
私はよく、無難で優等生的なタイトルをつけてしまいがちだったんですが、それだとどうしても“読みたくなる力”が足りない。
特に競合が多いジャンルでは、「似たようなタイトルがずらっと並ぶ中で、自分の記事が埋もれる」状況になりがちです。
今では、ChatGPTに3〜5パターン出してもらってから選ぶようにしています。
具体的には「検索されやすく、クリックされやすく、でも煽りすぎないタイトルを考えて」とお願いして、いくつかの案をもらいます。
そこから自分でさらにアレンジを加えて「これは読んでみたい」と思える言葉を探すんです。
言い回しのバリエーションをくれるので、「うわ、それだわ!」ってタイトルが見つかる確率がぐっと上がりました。
おかげで、同じ内容でもタイトルを変えただけでCTR(クリック率)が1.5倍以上になった記事もあります。
タイトルって、ほんの数語だけの世界ですが、最初の勝負どころなんだなと実感しています。
最後に:つまずきは前進のサインかもしれない
「売れなかった」「読まれなかった」という結果はつらいですが、一度つまずくと、そのあと“仕組み”が見えてくる感覚があります。
それを支えてくれたのが、AIとの対話と、自分の観察メモでした。
もし今、何かでつまずいているなら、それは「仕組みが見えてくる前ぶれ」かもしれません。
焦らず、一緒に進んでいきましょう。